空き家の活用法を決める際は一人で考え込んではいけない
- infoakiyakatsuyosu
- 2024年1月24日
- 読了時間: 2分
空き家活用サポート事務局の清水です。
今回は自分の父親が実際に空き家を売った時の話をしたいと思います。
父親は、不動産会社に専任媒介の契約を結んで空き家を売り先を見つけていました。
専任媒介契約とは、媒介契約の一種で、依頼者(売主や貸主)が他の宅建業者に重複して依頼できない媒介契約をいいます。 ただし、依頼者は自分で取引相手(顧客)を探して取引することは可能です。
これにより、400万円で買い手の候補が見つかりました。
しかし、結果的には親族に買い手が見つかり、200万円で売ることにしました。
本来、親戚に売る場合は専任媒介する必要はなかったのですが、父親は律儀な性格で、不動産会社にお世話になったのだからと言い、不動産会社を仲介にして親戚に家を売りました。
結果的に、低廉な空き家等の売買取引における媒介報酬額の特例により400万円以下かつ通常より現地調査費用等を要する低廉な空き家の仲介手数料上限額は一律19万8,000円(税込)となることから、不動産会社に19万8000円もの仲介手数料を払うことになりました。
さらに、農地の権利関係の問題を解決できれば、800万円で売れた家でした。
父親は一人で性急に判断してしまったのであまりいい結果にはなりませんでした。
家を活用しようと思った最初の段階から、詳しい誰かに相談することが重要であることを示す教訓となりました。
我が家もほぼ空き家と言える家が一軒あり、本家の叔父が独身なので身につまされる話です。
詳しい誰かに相談することが重要ですね!