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空き家対策モデル事業5

  • 執筆者の写真: infoakiyakatsuyosu
    infoakiyakatsuyosu
  • 2024年8月13日
  • 読了時間: 2分

ほっかいどう空き家活用ネットワーク


この資料は、北海道における空き家問題に関する取り組みをまとめたものです。主に、空き家の発生を抑制し、所有者が不明の空き家を解消するための調査や情報提供、仕組みの検討が行われています。以下、主な内容を網羅的にまとめます。


1. 事業概要

目的: 小規模自治体での空き家の発生抑制と、所有者不在の空き家解消のための調査、情報提供、体制整備を行うこと。

2. 主な取組内容

地域住民への取組:


戸建住宅居住者を対象にしたアンケート調査を実施。約7割が空き家問題を意識しているが、準備をしていない人が多い。

高齢者施設に入所する高齢者を対象にしたアンケート調査で、4割が戸建住宅を所有し、そのうち約6割が空き家となっていることが判明。

空き家問題への無料相談会を開催し、16組が参加。

所有者不明の空き家解消に向けた取組:


財産管理制度を活用し、所有者不明の空き家の解消を目指す。税務部署の協力が不可欠とされた。

連携自治体と協力して、所有者不明の空き家のリスト化と実態調査を行い、解決可能性を検討。

空き家管理支援法人制度の検討:


連携自治体職員を対象にしたアンケート調査で、戸建住宅取得に関心がある職員は少数であることが明らかに。

空き家情報の提供体制を整備し、「訳あり不動産Bank」の試行を開始。

3. 実施地域と連携自治体

北海道中頓別町、砂川市、岩内町、安平町、厚真町、むかわ町など、複数の小規模自治体と連携。

4. 成果と今後の課題

成果:

空き家数の減少が見られる。

相談を受けた空き家の約56%が解消。

課題:

継続的なモニタリングと所有者への働きかけが必要。

専門家の協力や財産管理制度の理解を広める必要がある。

5. 将来の取組方針

勉強会の実施:

支援法人制度に向けた勉強会を開催し、関係者との連携強化を図る。

情報提供の強化:

「訳あり不動産Bank」を通じて、空き家や宅地の情報提供を強化し、利便性の向上を目指す。

この資料は、北海道における空き家問題に対する具体的な取り組みを示しており、今後の対策に向けた方向性を示唆しています。


この取り組みは、北海道の小規模自治体における空き家問題に対し、地域住民との協力や所有者不明の空き家解消を目指した具体的なアプローチを行っており、成果も確認されています。ただし、継続的なモニタリングや財産管理制度の理解促進が課題として残ります。全体として、評価できる前進が見られる一方で、さらなる体制強化が求められます。


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