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相続を放棄した場合に空き家の費用負担をしなければならないのか?

  • 執筆者の写真: infoakiyakatsuyosu
    infoakiyakatsuyosu
  • 2024年2月14日
  • 読了時間: 1分

相続放棄を行った場合、相続人は遺産を一切受け取らないという立場になります。


これには、遺産の中の財産だけでなく、負債も含まれます。


したがって、相続を放棄した場合、相続人は空き家の管理費用や税金、解体費用などの負担を免除されます。


ただし、民法には以下のような定めがあり、管理責任を完全に逃れるわけではありません。


民法940条 相続の放棄をした者は、その放棄によって相続人となった者が相続財産の管理を始めることができるまで、自己の財産におけるのと同一の注意をもって、その財産の管理を継続しなければならない。

つまり、後順位の相続人がいない場合や、複数の相続人がいたが最後に相続放棄をした場合などは、新たな相続人が見つかるまで、管理責任を負うことになります。


ちなみに、新たな相続人が見つかるまでというのは、家庭裁判所で相続財産の精算を行う「相続財産管理人を選任するまで」です。


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